SUMIです。
現在育休中の会社員ママです。
健康に役立つ情報、育児情報などを発信しています。
今日は【無痛分娩レポ】をお届けします。
私は2024年夏に、2人目を出産しました。
1人目は自然分娩でしたが、今回の2人目出産には無痛分娩を選択しました。
無痛分娩ってどんな感じなんだろう?
無痛分娩にしようか、それとも自然分娩にしようか…悩むなぁ。。。
こう思われている方もいらっしゃるのではないかと思います。
このブログでは、
- 私が2人目出産を無痛分娩にした理由
- 無痛分娩の流れ
などを綴っていきます。
これから出産をされる方のお役に立てば嬉しいです。
無痛分娩とは
赤ちゃんを出産するために起こる痛みが「陣痛」ですが、麻酔を使って、陣痛の痛みを和らげながら出産する方法が「無痛分娩」です。
無痛分娩には、2種類あります。
- 自然無痛分娩:自然に起こる陣痛を待ってから、麻酔を入れ、分娩する方法
- 計画無痛分娩:事前に出産予定日を決定し、誘発剤などで人工的に陣痛を起こしてから、麻酔を入れ、分娩する方法。
自然無痛分娩は自然に近い流れで分娩でき、
計画無痛分娩は入院前後の予定を立てやすい、
というメリットがあります。
2人目出産に無痛分娩を選んだ理由
私は2020年秋に1人目を出産しました。
1人目の出産は、自然分娩でした。
が、本当に地獄でした。。。
出産予定日4日前。
深夜に陣痛と破水が起きたので、入院して出産することに。
が、赤ちゃんが全然下りてこない…!
でも陣痛はずーっとある。痛い…。
コロナ禍での出産。立ち会いもNG。
看護師さんや助産師さんの関与も最低限。
1人で陣痛に耐えながら、時には嘔吐しながら、
やーっと赤ちゃんが誕生したのは、陣痛開始から約30時間後…!
出産後は感動を味わう間も無く、
分娩台の上でそのまま寝落ち(気絶?)。
助産師さんいわく、そのまま9時間ほど分娩台の上で目を覚さなかったそうです。
「もうこんなツラい思いは二度としたくない!もし2人目ができたら、いくらお金を積んでも無痛分娩にするぞ!」
そう決意しました。
今回も、前回と同じ大学病院で出産することに。
そこでは「計画分娩」での無痛分娩しか受け付けていないとのことでした。
※計画分娩:事前に出産日を決めて、陣痛誘発剤や促進剤を使用して出産する方法。
麻酔科医が早朝・深夜は勤務していないため、この方法を取る産院が多い。
できれば計画分娩ではなく、自然無痛分娩が良いな、と思っていたので、決断するまでは迷いがありました。
迷ったあげく、最終的な決め手は上の子(3歳)のこと。
夫は仕事が忙しく、両親や義両親の手を借りることは必須でした。
家のサポートや保育園への送迎などを考えると、
計画分娩の方が事前に予定を組めて良いだろうな。
という思いが決め手となり、計画分娩に決めました。
無痛分娩は本当に痛くないのか?
結論、全然痛くなかった・・・!
(個人差があると思います)
麻酔を入れるまでは、普通に陣痛の痛みはありましたが、
麻酔を入れてから3分後に、痛みは感じなくなっていました。
これには本当に驚きです・・・!
一方、お腹の張りはきちんと感じられましたので(といっても、麻酔を入れない場合と比較すると、感じ方は弱いと思います)、陣痛が何分おきにきているか?どんな感覚か?などは、自分でも感じることができました。
無痛分娩の経過はこの後に綴っていますので、ぜひご確認ください。
計画無痛分娩の出産日はいつ、どうやって決めるの?
計画分娩なので、前もって出産日を決めておきます。
私の産院では、36週以降の健診で、子宮口の開き具合を確認して、医師が決定するというやり方でした。
子宮口の開き具合は、お医者さんが内診をして決めます。
毎度、かなり痛かった…
以下、内診して言われたことの経過↓
・36週:まだ全然子宮口は開いていないので、来週の健診で決めましょうか。
・37週:うーん…まだ全く開いていないので、決められませんね。たくさん歩いてください。
・38週:んー…まだですね。すいません、今日も決められません。来週また来てください。
・39週:指1本分開いているかどうか、ってとこですね。
まだ様子を見たいけれど、もう決めないと陣痛が来ちゃうかもしれませんね。
では、今決めましょうか。
という感じで、39週にようやく(見切り発車的な感じで)決まりました。
一般的には、計画分娩だと予定日の前に出産日を設定することが多いようですが、
私は40週5日目が出産日となりました。
出産日の前に陣痛が来てしまったらどうしよう…
と、ずーっとヒヤヒヤ・ソワソワしていました。
無痛分娩の流れ
ここからは、無痛分娩の流れを書いていきます。
出産日前日
- 朝に上の子を保育園に送り届け、しばしの別れを惜しむ(私はすごく寂しかったけれど、子どもはなんとも思ってなさそうだった)。
- 14時に入院。
- お腹にモニターを巻いて、赤ちゃんの様子をチェック。
- 医師3人による内診。「やっと子宮口が開きましたねー」と言われる。2cmくらい開いていたみたい。
まだ子宮口が開いていない人は、ここで子宮口を開くためのバルーンを入れるが、私の場合、「バルーン入れると陣痛来ちゃいそうなので、明日朝に入れましょう」と言われる。 - この内診の後、20分おきくらいでお腹が張るようになった…
内診って刺激になるのかもしれない。。。
このまま陣痛になりませんように…と必死で祈る。 - シャワー
- ごはん(翌日は出産後まで何も食べられないので、しっかり食べて体力をつける)
- 就寝。寝られるように、と睡眠導入剤を出され服用。すぐに寝られた。
出産日当日(〜麻酔を入れるまで)
- 4時。体に違和感があり、目が覚める。
お腹が痛い気がする…そこからカウントを始めると、すでに7〜10分おきくらいで痛みを感じるように。 - 5時。助産師さんが起こしにくる。
「あと10分でLDRに移動しますので、準備しておいてください」と。 - 5時30分。LDRにてモニターを巻いて、赤ちゃんの様子を見ることに。
「これ、陣痛きてませんかね?」と助産師さんに訴える私。 - 6時。お医者さんによる診察と内診。
モニターを見て定期的に張りがあるとのことで、「自然に陣痛が来たようなので、誘発剤はなしでこのまま様子を見ましょう」と言われる。この時点で子宮口は3cm。 - 7:30。既に生理痛のひどい時くらいの痛みが定期的にやってくる。子宮口は4cmに。
医師からは、「麻酔科医が出勤したら、薬入れてもらいましょうか。」と。 - 8:20。かなり痛い…
早く麻酔入れてくれないかなぁ。。。と、ひたすら祈る。
出産日当日(麻酔を入れてから)
- 8:30。麻酔科医がLDRに来てくれた。救われた気持ちに…
麻酔を入れてから出産後数時間は歩けなくなるので、今のうちにトイレに行こう!とトイレへ。
トイレで破水してちょっと焦る。 - そのままベッドに座り、薬を入れるための処置。
背中から薬を入れるための針を刺す。
「痛そう!こわい!」と思ったものの、大して痛くなかった。ひと安心。 - そして、薬を注入。体内に冷たい液体が流れる感覚が。
薬を入れて3分後に、陣痛と思われる張りがやってきたが、既に全然痛くなかった!
痛みは感じないけれども、張りはきちんと感じられる、不思議な感覚。 - 麻酔を入れてからは歩行もできないので、ベッドの上で寝ているしかない。
こんなんでお産は進むのだろうか?と疑問。 - 9時。夫が立ち会いのために入室。
この時点で張りは3〜5分おきに。でも、全然痛くない。
助産師さんに、「夕方には生まれるといいですね〜」と言われる。
「そんなにかかるのかぁ…」と落ち込む。 - 9:30。医師が診察のため入室。内診してもらうと、なんと子宮口が8cmに!
破水してから一気に進んだらしい。これには助産師さんもお医者さんもびっくり。 - 10時。なんだか肛門のあたりを押される感覚が。
助産師さんに「なんか感覚が変わってきたんですが…」と言って内診してもらうと、なんと全開!!
しかし全然痛くないから、自分でも全開になったことが衝撃だった。そして一気に分娩体制に。 - 30分程度いきんでみたが、生まれず。
麻酔のせいなのか、いきむタイミングがわからず、うまいこといかなかった… - 「少し促進剤を入れてみましょう」ということで、少量の促進剤を入れ、ベッドに横になる。
- 11時。内診してもらうと、赤ちゃんの頭がすぐそこに見えているとのこと。
再度分娩体制となり、陣痛に合わせていきむ。
だんだん感覚が掴めるようになり、かつ、お医者さんがお腹を押して手伝ってくれた。 - 11:30。誕生。
分娩最中も、痛みはゼロ。麻酔の効果ってすごいんだ…と感動。
赤ちゃんの誕生を心から喜ぶ余裕があった。体力もまだまだ残っている感じ! - その後、胎盤娩出、傷の処置など。
諸々完了してからは、麻酔が切れるまでベッドで休むことに。
スマホで出産報告したり、ウトウトしたり…。 - 18時。ベッドの上で夕食。
朝から何も食べてなかったから、すごくお腹が空いていて、ペロリと完食。 - 19時。ようやく麻酔が完全に切れたようで、歩行の練習。
そして、部屋へ戻り、就寝。
無痛分娩と自然分娩の違いは?費用はいくら違うの?
ここからは、私が感じた無痛分娩と自然分娩の違い(あくまで個人の感覚です)と、費用の差を書いていきます。
【違いその1】痛くない。息ができる。
何と言っても、無痛分娩は本当に痛くなかったです(個人的な感想)。
「無痛」と言いつつ、痛いんでしょ?
と思っていましたが、全然そんなことはなかったです!
自然分娩の時、陣痛中は痛すぎて息もできませんでした。
が、無痛分娩ではお腹の張りはわかるものの、痛みは全然なかったので、陣痛のタイミングで深呼吸もでき、
赤ちゃんに酸素を送ってあげることができました。
お母さんがリラックスできたおかげで、お産の進みが早かったのかもしれないね。
と助産師さんが言ってました。
【違いその2】産後の体力が残っている
陣痛の痛みに耐える時間がほとんどなかったせいか、
出産後も体力が余っていました。
そのおかげで、産後すぐでも赤ちゃんを愛でる余裕がありました。
出産翌日からは、2〜3時間おきの授乳地獄が始まります。
赤ちゃんはそうそう休ませてはくれません。
1人目の時は体力が全然回復せず、新生児室へ足を運ぶのも、トイレへ行くのも、フラフラな状態でした。
しかし今回は体力が残っていたため、歩行も難なくできましたし、頻回授乳も「地獄」と思わずに乗り越えることができました。
退院後もとても元気でしたので、2人目育児の良いスタートを切ることができました。
【違いその3】無痛分娩は、いきむ感覚が掴みづらい
これも私個人の感想にはなりますが、
無痛分娩だと、いきむタイミングが掴みづらかったです。
1人目の分娩時は、陣痛の痛みに合わせて、教えられなくても体が自然といきんでいました。
が、無痛分娩では、痛みを感じない分、張りの強さの感じ方も控えめだったと思います。
そのため、自分のタイミングでいきむのが難しく、助産師さんがモニターを見ながら「今だよ!」と言ってくれるのに合わせていきみました。
自然分娩だったら、もしかしたらもう少し分娩時間は短かったかもしれません。
【違いその4】費用
当然、費用は無痛分娩の方が高くなります。
私は東京都内の大学病院で出産しましたが、
無痛分娩と自然分娩の費用の差は、15万。
病院によると思いますが、10〜20万は違ってくると考えた方が良さそうです。
無痛分娩を選んでよかった!
これも個人の感想にはなりますが、
私は今回無痛分娩を選んでよかったです!
中でもよかったことは、
・上の子の送迎や、家のサポート体制が事前に組める(計画分娩の場合)。
・体力の消耗が少ない
だと思います。
よく、「お腹を痛めて産む方がかわいい」なんて言われたりしますが、普通に産んでも、無痛で産んでも、赤ちゃんの可愛さは同じです。
出産してようやく育児のスタート。
出産への考え方は人それぞれですが、周りになんと言われようと、ママが一番ラクで、安心できる方法を選ぶのが良いと思います。
長い育児生活、楽しんでいきたいですね
コメント