SUMIです。
現在育休中の会社員ママです。
健康に役立つ情報、育児情報などを発信しています。
今日は【産後ケア(宿泊型)】を紹介します。
私は2024年夏に2人目を出産しました。
産院に入院している時は、なんだかんだ至れり尽くせりだったな、と思います。
ごはんも出てくるし、授乳以外はやらなきゃいけないことは特にない。
しかし、退院して家に帰ると、なかなか休めない・・・!
特に上の子どもがいると、お世話をしなければならないし、自分だけでなく家族の食事も準備しないといけない。
それに、夜は授乳で2〜3回起きないといけない。
慣れればなんとかなるものの、退院直後は生活リズムに体が慣れていないので、1週間もするとヘトヘトに。
あー、なんか休みたいなぁ。1人になりたいなぁ。
何もせずとも美味しいご飯が出てきて、子どもを少しの間見てくれるサービスないのかなぁ…。
心の中でこんなことを思うようになりました。
そんな時にふと、区の助成制度が受けられる「産後ケア(宿泊型)」のサービスを思い出しました。
産後ケアにかかる費用の一部を、区が負担してくれるというものです。
どんなケアを受けられるか、興味もあったので、このたび使ってみることにしました!
私の住んでいる区では、助成制度を使える施設がいくつかありましたが、私は「愛育産後ケアバースセンター」を予約し、2泊3日で利用してみました。
利用してみた感想や、サービス内容を書いていきます。
産後ケア(宿泊型)とは?誰でも利用できるの?
「産後ケア(宿泊型)」とは、産後のママのからだとこころを休め、赤ちゃんとの生活に慣れるための宿泊型サポートです。
病院、助産院、専用施設など、さまざまな種類の施設が実施しています。
施設のスタッフさんたちが、産後の身体の回復と育児のお手伝いをしてくれます。
自治体により、助成制度やサービス内容、宿泊できる施設は異なるので、ぜひお住まいの自治体のホームページで調べてみてください。
ちなみに私の区のサービス内容はこちら↓
- お母さんの健康状態のチェック
- 乳房ケア
- 産後の生活のアドバイス
- 赤ちゃんの発育・体重のチェック
- 育児相談・授乳指導
- お母さんの休息
- 食事の提供
利用できるのは出産後〜産後5か月未満のママ。
最大5泊6日までの宿泊が可能で、1日あたり2,500円で施設を利用できる、というものでした。
なお、自治体の助成制度を利用しなくても、産後ケアを利用できる施設がほとんどですが、正規の料金となるため高額です。
「愛育産後ケア子育てステーション」とは?
子育てをスタートしたばかりのママ・パパを支援するための施設です。
港区にあり、2023年9月にオープンしました。
こちらのサービスを提供しています↓
- 産後ケア(宿泊型)
- 産後ケア(日帰り型)
- 育児ケア(子育て講座など)
- こころケア
どのサービスも、提携の愛育病院、愛育クリニックのスタッフさんがバックアップしてくれているので、安心して利用できるのが魅力ですね。
入所後の1日の流れは?外出できるの?
私は2泊3日で「愛育産後ケア子育てステーション」に入所しました。
入所初日は、13:30〜15:00の間にチェックイン(食事は夜から提供)、退所日は、11:00までにチェックアウトとなります。
ミルクか母乳か、そして母子同室かどうかにより異なりますが、授乳の時間以外は基本的に全て自由です!
ゆっくりお風呂に入るもよし、静かな環境で寝るもよし、アロマトリートメントを受けるもよし!
過ごし方はママ次第で決めれらます。
母子別室を希望する場合は、新生児室で赤ちゃんを預かってもらい、授乳のタイミングでインターホンで呼ばれるシステムになっています。
私は別室を希望したので、入所後すぐに赤ちゃんを預かってもらいました。
久々の1人の時間、緊張の糸が緩み、かなりリラックスできました。
同室でも可能ですし、預かってもらいたい時だけ新生児室に連れて行ってもらうこともできます。
短時間であれば、スタッフさんに赤ちゃんを預けて外出もできます。
外の空気を吸いに行くのもリフレッシュになりますよね。
施設の雰囲気は? 家族の面会・宿泊はできるの?
部屋の数・種類
部屋は全部で15部屋あります。全て個室です。
シャワー、トイレは全ての部屋に設置してあります。
部屋は4つのグレードがあり、広さ、アメニティの種類、料金が異なります。
・スタンダード(約21㎡)
追加料金なしで宿泊できるシングルベッドのお部屋です。
アメニティやタオル類の用意はないので、持参するか、施設で購入する必要があります。
・スタンダードプラス(約22㎡)
こちらは1日あたり追加料金10,000円で宿泊できるシングルベッドのお部屋です。
部屋着、タオル・バスタオル、スリッパの用意があります。アメニティ類の用意はないようです。
・和モダン(約28㎡)
こちらは1日あたり追加料金20,000円で宿泊できる、セミダブルのお部屋。
アメニティーに加え、部屋着、タオル・バスタオル、スリッパ、赤ちゃんのおむつ(新生児用/Sサイズ)&お尻ふき、ミネラル水、生理用ナプキンなど、ほとんどのものが用意されているので、ほぼ手ぶらで宿泊できます。
おむつはかさばるので、用意されているのはありがたいですね。
・スーペリア(約31㎡)
最も広い、1日あたり追加料金30,000円で宿泊できる、セミダブルのお部屋。
和モダンと同じものが用意されているので、こちらも手ぶらで宿泊可能。
私は今回、スーペリアに宿泊。
本当はスタンダード希望でしたが、全然予約が取れず、たまたま取れたのがスーペリアでした。
とても素敵なお部屋でした↓
家族の面会と宿泊について
面会は、10:00~20:00の間で可能です。
ラウンジもしくは、部屋で面会ができます。
面会には人数制限はないようです。
家族の宿泊は、お金を払えば可能です。
大人はいずれの部屋でも1人まで、食事付きで24,200円/泊、その後1泊増えるごとに12,000円が加算されていきます(食事ありの場合)。
子どもは制限があります。
まず、宿泊できるのは1歳〜未就学児のみ。
そして、和モダンタイプにのみ宿泊できるとのこと。
和モダンタイプは数部屋しかないので、基本的に宿泊は難しいと思った方がいいのかもしれません。
7,700円/泊で、1泊増えるごとに3,850円が加算されます。
新生児室
施設内には新生児室があり、赤ちゃんはここで預かってもらいます。
ママのみ入室可能です。
中には赤ちゃん用ベッドの他に、授乳スペース、赤ちゃんの体重計、沐浴スペース、ミルクを作る場所があります。
スタッフさんは常に2〜3名常駐しているようでした。
母子別室の場合は、授乳の時間になったら部屋のインターホンで呼んでもらい、ここに授乳をしにいきます。
ミルクはスタッフさんに作ってもらえますし、沐浴もやってもらえます。
ラウンジ
テーブルと椅子が用意されているきれいなラウンジがあります。
ウォーターサーバーや、ティーパックが常備されていて、好きなタイミングで飲むことができます。
ここで面会することができます。
どんなサービスがあるの?
赤ちゃん預かりサービス
上述のとおりですが、赤ちゃんを預かって欲しい時は、いつでもスタッフさんが新生児室で預かってくれます。
完母の場合は、授乳のタイミングでインターホンで呼ばれますので、そのタイミングで赤ちゃんに会いにいきます。
もちろん、ミルクも作ってくれますので、ママが授乳をお休みしたい時は、代わってもらうこともできますよ。
夜通し寝られるなんて、とっても幸せですよね。
食事とおやつ
産後の楽しみは、食事ではないでしょうか?
とっても美味しく、栄養バランスのとれた食事をいただくことができますよ。
見た目もオシャレです!
15時にはコーヒーとともに、おやつが提供されます。
産後はゆっくりカフェに行くこともできないですし、美味しいおやつをいただけるのは本当にありがたいですね。
ドリンク
部屋にはカフェインレスコーヒー、ハーブティーのサービスがあります。
ケトルもあるので、お湯をわかして、部屋でゆっくりお茶を飲んで過ごすことができます。
オプションサービス
予約制ですが、下記のようなさまざまなオプションサービスがあります。
- オーガニックアロマバランストリートメント
- リンパマッサージ
- ベビーマッサージ
- 産後ヨガ
- ニューボーンフォト
などなど。
曜日が限られてるし、予約制なので、必ずこれらのサービスが受けられるわけではありませんが、少しでも産後の疲れを癒すことができたら嬉しいですよね。
料金はどれくらい?
こんなにキレイで、サービスも素晴らしい施設。
料金が気になりますよね。
一番安いスタンダードルームで、
1泊2日:65,000円
2泊3日:97,500円
以降、1泊追加されるごとに、32,500円ずつ増えていきます。
スタンダードプラスや、スーペリアなど、部屋のグレードが変わると、1日ごとに追加料金が発生します。
追加料金は1泊ではなく、1日ごとに追加されますので、2泊3日の場合は3日分の差額が発生するということになりますので、要注意です。
予約はいつ、どうやってとるの?
一度は泊まってみたくなりますよね!
では、予約は取れるのか…?どうやって取るのか?と、気になりますよね。
結論…
全然予約が取れない…!
私は出産前から、この施設を利用してみたいと思っていました。
入所予定日の1ヶ月前以降に、専用サイトから予約する流れ。
※産前の人は仮予約した後、出産後に改めて施設に連絡し、入所日が確定。
入所予定日の1ヶ月前から、予約しようと何度もサイトにアクセスしましたが、そもそも直近1ヶ月は空きが全くない状況。。。
予約可能となるのは入所日の1ヶ月前AM9時とのことで、9時になった瞬間にアクセスし、名前などの必要事項を入力するも、「送信」ボタンを押した時点で予約がいっぱいに。
こんなことが何日も続いたので、一度は入所を諦めました。
おそらく、入所したい人がたくさんいて、みんな9時前にスタンバイして応募していたんでしょうね。
もしくは、提携の愛育病院で出産した人が優先となるため、他院で出産した人は最初から不利なのかもしれません。
諦めた私は、「愛育産後ケアバースセンター」の存在も忘れ、他院で出産し、退院。
帰宅後、育児に疲れ始めた頃に、ふとこちらの存在を思い出したのでした。
「空きはないかな…?」とサイトを見てみるも、やはり空きは皆無。
そこから毎日のように空き状況をチェック。やはりダメ。
「今日空きが見つからなかったら、ここは諦めて他を探そう」
そう思ってまたサイトを見たところ、なんと、急に1週間後に2泊3日の空きが出てきた…!!!
迷わず申し込みをして、無事予約することができました。
おそらく、急なキャンセルが出たんでしょうね。
私が予約を取るのはこんなに大変だったので、愛育病院以外で出産された方は、予約をとるのがものすごく大変なんじゃないかと思います。
とはいえ、急なキャンセルもあるでしょうし、毎日サイトをチェックし、空きを見つけたらすぐ申し込み!という感じで臨まれるのが良いかと思います。
【まとめ】産後ケアは、全てのママにオススメしたい!
今回産後ケア入院を初めてしてみましたが、使ってみて本当に良かったです!
家にいると、上の子供がいたり、家事をやらないと、と思ってしまったり、気持ちはゆっくり休めないこともありますよね。
こうして施設に入ることで、休むことだけに集中できますし、今後のエネルギーも蓄えることができます。
たったの2泊3日でしたが、心身ともに本当に元気になったことを実感できました。
何より、こういうサービスは産後のママの特権です!
出産することなんて、人生でほんの数回なので、利用できるのは今だけ!
もし迷われている方がいたら、ぜひ利用することをオススメします。
ママが笑顔でいることが、今後のハッピーな家庭につながっていくと思います。
ぜひサービスを活用して、少しでもリフレッシュしてくださいね。
自治体によってさまざまな施設やサービスがあると思いますので、ぜひ調べてみてください。